ドイツ留学うらばなし。

ヨーロッパ大好きな大学生による、ドイツ留学マンガの裏話。

言葉の壁とケンカ

こんにちは、卒論に追われているMisaです!

久しぶりの更新となってしまいました💦

今回紹介するのはこちら。

 

 

①元彼とのケンカ

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私はずっと、ケンカとは「人間関係が悪くなること」と完全にイコールだと思っていました。

そのため、留学前は全く友人とケンカしたことがありませんでした!

 

そんな考えを持ってドイツへ渡り、そして縁あってドイツの方と付き合ったところ、価値観や考え方の違いからケンカをするようになり。

そこでようやく、「ガマンして意見を主張しないままじゃダメなんだ」と気づかされました。

 

とはいえ、相手に自分の意見が伝わるように最初こそ頑張ってドイツ語で話すものの、感情が高ぶってしまうと母語が出てきてしまい、

最終的には、お互いがお互いの母語で主張し合うカオスな状況になってましたが…(苦笑)

 

今となっては、ケンカとはお互いを理解し合うためのコミュニケーションの1つだと思っています。

もう別れてしまいましたが、ドイツの彼にはとても感謝しています。

 

私と同じ時期に留学していたSちゃんは、共同キッチンに汚れた食器を放置していただの、洗濯物がずっと洗濯機に入っているだの、ルームメイトとケンカをしょっちゅう繰り返していましたが、

最終的にはそのルームメイトと二人で旅行しに行っちゃうほど仲良くなっていてびっくりしました…!

 

しかし、やっぱり友人とケンカは極力したくないなぁ…というのが本音です💧

相手を傷つけるのではなく、お互いを理解し合うためのケンカなら、たまにはいいのかもしれませんね。

 

②悩み相談

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渡独する前、外国の方でも日本語がかなり達者な人となら深い話もできたのですが、

そうでない方とは、 会話していても「言葉が違う人に自分の気持ちは分からないだろう」と自ら壁を作りがちでした。

 

でもホントは、国も言葉も違えど、お互い同じ人間なんですよね。

将来のことで悩んでるとか、失恋して悲しいとか。

自分の考えや気持ちを話すようになるにつれて、「言葉が違っても、同じ人間同士、共感できることはたくさんあるんだ」と気づきました。

 

一緒にお酒を飲んだり、バーベキューパーティーを開いたりと、楽しい時間を共に過ごすだけでなく、

悩みや不安、悲しみなんかを共有することもまた、友人との関係を深める方法の1つです。

 

思えば、友人から相談を受けた時って、「自分のこと信頼してもらえてるんだ」と嬉しい気持ちになります。

相手に心を開いてもらうためには、まず自分から心を開くことが大切なのではないでしょうか。

 

では、次回もお楽しみに!

英語だけじゃヨーロッパは歩けない?

こんばんは、Misaです!

今回解説するのはこちら。

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私は留学中、ポーランドへ2回も旅行したくらいポーランドが好きなのですが、この国では英語がほぼ通じないので、旅先では苦労しました。

 

ヨーロッパは言語が多様な地域なのだから、英語が通じないのは当たり前ですね。

 

そこで、現地語を覚えておくことが必要になってきます。

もし英語が通じなければ、身ぶり手ぶりで意思疎通を図るしかありません。

 

確かに、身ぶり手ぶりだけで相手とコミュニケーションをとることもできます。買い物とか。

 

でも駅でチケットを買う時、スリに財布をひったくられた時、そんなときに身ぶり手ぶりで意志を正確に相手に伝えられますか?

…と、私は思うわけです。

 

「じゃあ、最低限の現地語を覚えていこうと思うけど、具体的には何を覚えればいいの?」

 

ふむ。

ということで、私がポーランド旅行中に暗記していたポーランド語10個を紹介します!

ポーランドだけでなく、他の国に行く時にも応用がききます〜。

 

【必要最低限のポーランド語10選】

1.ジンクィエ … ありがとう

2.ジンドーブレ … こんにちは

3.プローシェ … お願いします

4.プロシェパナ(対男性)、プロシェパニ(対女性)…呼びかけ(Excuse me)

5.ト、タムト … これ、あれ

6.グジェ イェスト ○○? … ○○はどこですか?

7.イレ コシュトゥイェ? … いくらですか?

8.ニェ ロズミェム … 分かりません 

9.イェデン ビレト … 一枚のチケット

10.プロモッツェ … 助けて

 

これだけ覚えていれば、あとはこれらを組み合わせることで、何とか必要最低限の会話はできるようになります。

 

蚤の市などで何か物を買いたい時は「ト プローシェ(これを下さい)」、

駅で切符を買いたい時は「プローシェ イェデン ビレト(チケット一枚下さい)」、

道に迷った時は「プロシェパニ、 グジェ イェスト ○○?(すみません、○○はどこですか?)」というふうに使えます。

 

「ニェ ロズミェム(分かりません)」は、ポーランド語で話しかけられた時に使いました。

バスを待ってる時やスーパーでよく知らない人に話しかけられたんですよね…。何でだったんだろう?

 

さて、話を戻します。

 

ぶっちゃけ、その国の言葉を知らなくても、旅行はできます。

 

でも、文化が多様なヨーロッパにおいて、言語はその国にとってアイデンティティの一つです。
現地の言葉を話すだけで相手の対応が変わることも…。現地の言葉を話すのは、その国に対する敬意を表す方法の1つだと考えることもできますね。

 

しかし、それよりももっと大切なことがあります。

現地の言葉を覚えれば、その国でお世話になった人へ、直接感謝の気持ちを伝えることができるのです。

 

英語が通じず、ポーランド語が分からないために苦労したと最初に書きましたが、

ポーランドで出会った方々には本当に親切にして頂き、何度も助けてもらいました。

 

すっかり日が暮れた夜中に駅に着き、宿への道がわからずバス停でボーゼンとする私を助けてくれたり。

英語が話せなくても、身ぶり手ぶりで一生懸命道を教えてくれたり。

 

そんな方々に、ポーランド語で「ありがとう!」とお礼を言うことができる。

相手も自分も、嬉しい気持ちになりますね。

 

私が旅行前に現地の言葉を覚えていくようにしているのは、これが理由かな〜と思います。

 

あ、フランスの話できなかった…。

では、次回もお楽しみに!

強面ドイツおじいちゃんが笑顔になった話

こんにちは、Misaです。

今回紹介するのはこちらのマンガ。

 

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Twitterで最初に公開した実録マンガですね。文字入れなど、まだ不慣れなのが伺えます…。あ、今もか。

 

さて、読者の中にも経験された方がいらっしゃると思いますが、こちらがドイツ語を話しているのに、英語で返してくる方も中にはいます。

 

アジア系の観光客がドイツ語を話すと思っていなかっただけで、常に悪意があるというわけではなさそうですが…。

 

しかし、ドイツ語を話すと喜んでもらえるのもまた事実。というか、こちらの方が圧倒的に多かったように思います!

 

ドイツ語を話すと、「どうしてドイツ語が話せるの?」「いつから勉強してるの?」と、会話がはずむこともよくありました。

 

ドイツでは英語がほぼ通じてしまいます。だから、ドイツを訪れる観光客の多くも英語で話しがち。

 

私も最初の渡独のときは自分のドイツ語に自信がなくて、よく英語を話していました。

 

もちろんドイツで英語を話すことは、悪いことではありません。

 

でも、拙くても少しドイツ語を話すだけで、相手とよりコミュニケーションを楽しめるのだったら、

挨拶や感謝の言葉だけでもドイツ語を覚えておくと、旅がもっと楽しいものになるかもしれませんよ。

いかついドイツおじさんの可愛い笑顔も見られるかもしれませんよ…!(←

 

リプライ下さった方の中には、ドイツ語を話したら相手にビールをご馳走してもらった、対応が変わったと仰る方もいらっしゃいました。

ドイツのおじさんたち、きっと外国の人が自分たちの母語を話してるのが嬉しかったのでしょうね。

 

ローテンブルクでのエピソードは、ハンブルクでのサマースクール(短期留学)が終わってから、2週間一人旅してたときのこと。

ちょうど中世自由都市祭りが行われていて、観光客がたくさんいました。

 

頭を撫でてくれたおじいちゃん、元気かなぁ…。またお会いしたいものです。

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ベルリンでのエピソードは、ハイデルベルクに長期留学していたときのことです。

おじさんが褒め上手というか、私がドイツ語で受け答えするたび嬉しそうにしてくれるので、

「ドイツ語話せるとこんなに相手も喜んでくれるのか、よしもっと勉強頑張ろう!」

…とやる気を出させてくれた、そんなステキなおじさんでした。

 

皆さんにも、旅先でステキなおじいちゃん&おじさんとの出会いがありますように!(??)

では、次回もお楽しみに〜。

ドイツ語ができなくて先生の前で号泣した話

こんにちは、Misaです!

今回紹介するのはこちらのマンガ。

 

 

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同じように語学学習に苦しんでいる方から、

「自分の過去を思い出して泣いた」「励まされた」「元気づけられた」

…などと仰って頂き、マンガに込めたメッセージが伝わって私も嬉しかったです。

 

語学ができないだけでものすごく劣等感を味わうこと、今までに経験されたことがある方も多いのではないでしょうか。

ドイツにいながらにして、ドイツ語を見たくも聞きたくもない!と思う日もありますよね。

でも、「なんとかしてこの状況を変えたい!」という気持ちは、次の行動を起こすための強いモチベーションにもなり得ます。

壁にぶつかるからこそ、それを打開しようと試行錯誤することで、次のステージに進むことができるのだと思っています。

 

『苦しいことは、弱い者にとっては閉ざされる扉であり、

強い者にとっては、開かれゆく扉である。』

アルゼンチンの詩人アルマフェルテさんの言葉で、私の座右の銘

 

壁にぶつかるのは、あなたが頑張っているから。

ぶつかった時こそ苦しいけれど、壁は自分を成長させてくれるチャンスなのです。

 

とはいえ、真正面から壁にぶつかって、本当に苦しい時は逃げるのもありですよ!次のステージに進む道は、1つとは限りませんからね。

 

ところで、このマンガに登場する「クッソ嫌なやつ」。すっかり縁を切ったと思っていたら、私まだこの人とSNSで繋がってました!

しかも、当時撮った写真を見直したら、2人でハンブルク観光もしてました…。

 

一緒のクラスなんだから仲良くしようと私なりに努力してたようです。それで余計にストレス溜めてたのかもなぁ。

 

今思えば、ドイツ語クラスのレベルを下げずに頑張れたのも、負けず嫌いな私を煽ってくれた彼のおかげかもしれませんね!感謝感謝。

 

 ほんと、これに尽きます。

 

では、次回もお楽しみに!

 

スリ対策&不審者撃退法

初めまして、Misaです。

ヨーロッパ、特にドイツが大好きで、Twitter(@mi_sa1208)にて留学に役立つ情報や語学学習なんかについて呟いています。

また、留学中に私が経験したことを「実録マンガ」にして四コマ漫画に描いていたりもします。

 

そんな「実録マンガ」、いつもはTwitterに載せていますが、

①本数の増えたマンガを読みやすく整理するため

②140字のツイートでは解説しきれなかった点や、裏話を紹介するため

…に、ブログを開設することにしました。

マンガを読みつつ、その裏話も楽しめるようにしていきます!

 

まずは、5000回以上RTされたこの実録マンガから。

 

①スリ対策

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スリおばさんも、まさか私のカバンの中に鼻水つきティッシュが詰まっていたとは夢にも思わなかったでしょう…。これでもうスリ業には懲りてほしいものです。

 

でも、読者の中にはこう思った方もいると思います。

「なんでカバンにティッシュ入れるわけ?ゴミ箱に捨てないの?」

 

…はい。

もちろん私も、普段なら鼻水をかんだティッシュはゴミ箱に捨てます。

ですがローマを観光しているとき、道中にゴミ箱が全く見当たらなかったんですよね。それで、ゴミを路上に捨てるわけにもいかず、カバンに入れていたというわけです。

 

でも結果的に、カバンがティッシュで膨らんだおかげで「財布が入っている」とスリおばさんが勘違いしてくれたし、マンガのネタにもなったし、結果オーライです!(笑)

 

②不審者撃退法

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私は留学目的が「ヨーロッパ各国の歴史資料館を訪問する」ことでしたので、留学中はよく一人旅をしていました。

毎月一回は旅行を計画して、多い時は授業期間中なのに一月で三回も旅行に行きました…!

 

ですが、アジア人(しかもお金持ってると思われがちな日本人)&女性&一人ということで狙われて、しばしば後をつけられることがあったんですね。こわい!

ベルリン、ワルシャワ、パリ、プラハといった大都市でつけられることが多かったです。

 

なので対策として、

①パーカーにジーンズなど、あまりお洒落な服装をしない

② 夜でも日中でも、後ろには常に注意を払う

③怖い顔をする(?)

…など行っていました。 

 

しかし、それでも不審者につけられることはあります…。

そんな時は、相手に対して視線を送るようにしていました。チラチラ見て「お前がつけてきているのは分かっている」とアピールすれば、撃退できることがほとんど。

デパートなど人が多いところに逃げ込むのもありですが、それでもついてこられることもあったので、やはり5度見戦法が最も有効かな。

 

あとは余談ですが、不審者で遊んだ(?)こともあります。

三泊四日のベルリン旅行中、何度も不審者に後をつけられて、だんだん「女一人だからってなめるなよ!」と、謎の怒りがこみ上げてきてですね…。

駅構内に立っている太い円柱をぐるぐる回って、それでも不審者が後をつけてくるかどうか試してみました。

 

三周したところでチラッと後ろを振り返ると、彼は律義にもまだ私の後をつけていました。…が、さすがに私の考えていることに気付いたのか、私と視線が合うなりチッと舌打ちをして去りました。

 

当時の私は「クールに撃退してやった!」と、達成感に満ち溢れていましたが、今思うとこれはちょっと危なかったです。

不審者を逆上させてしまうことも考えられるので、真似しないでくださいね。

 

では、次回もどうぞお楽しみに!